冬だって食中毒発生・・・衛生管理の3原則中心温度計のお話

ずーっと使える いつも使えるキッチンツールのお店 KitchenIandです。   今日 ニュースで食中毒・・・ノロウイルス集団感染か と 流れていました。 感染経路の特定はまだ出来てないようですが・・・ 食中毒防止のためには ・菌をつけない⇒手指・食材・調理器具の洗浄除菌 ・菌をふやさない⇒温度管理の徹底 ・菌をやっつける⇒十分に加熱調理をする この三つの事がとても大切ですね。 そして、食中毒予防のための③番目 菌をやっつける その時に必要な道具が中心温度計です。 温度にまつわるお話あれこれ  今日の道具のお話は中心温度計についてです。   料理をしながら気にする温度といえば。 揚げ物、チョコレートの湯煎、手作りパンの発酵… などなど挙げれば意外とあるものです。   さてここで、ちょっと温度についてお勉強♪ (温度/加熱したときの素材の中心温度) ■30度 パンのイースト活性化温度です。これ以上低いと発酵しません。   ■40度(指を入れてちょうどいい湯加減と感じる温度) 魚のタンパク質凝固開始温度です。 イカは生の状態が一番固く、40度あたりでは柔らかくなります。 とろ火で40〜60度を保ちながら煮るとホロホロのやわらかい煮魚に。   ■50度(湯に手を入れて熱いと感じるくらいの温度) ゼラチンの溶解温度です。 50度洗い/50度の湯で野菜を洗うとシャキッと、肉・魚は表面の汚れが 落ちてすっきりした味になります。 チョコレートの湯煎温度(チョコレートはこの温度で溶かしたあと、ボウルを 氷水につけて28度まで温度を下げ、再び湯煎で32度まで温度を上げて テンパリングすることがポイント) 甘酒用の麹菌が作り出した酵素が活発に働くのが、50度~60度です。 70度を超えてはいけません。 50度以上になるとパンのイースト菌は死滅してしまいます。 ※石鹸を作るとき、油と苛性ソーダを共に調整して混ぜる温度でもあります。   ■60〜75度(指を湯の中にいれ、1.2.3と数えられるくらいの温度) 肉は中心温度70度で止めておくと柔らかくしあがります。 卵のタンパク質の凝固温度(白身=80度、黄身=75度)。 昆布だしがよく出る温度(60度) 中心温度計昆布だし70℃ 昆布の香りを引き出すのは70℃くらい・・・ 温泉卵、プリンなどの加熱温度(75度で仕上げるとなめらかに)   ■80度(沸騰直前の泡が出そうな状態、やけどに注意) 卵白は80度で完全に凝固します。 この温度で加熱すると固ゆで卵に。   ちなみに、O-157は(素材中心温度)75度で1分以上、 ノロウィルスは85~90度で1分半以上の加熱で死滅します。   いかがですか。温度がキチンと分かると、安心・安全で 美味しいお料理が楽しめますよ。 そして、冬でも食中毒は発生するということで、 おせち料理を作るときも菌をつけない・ふやさない・やっつける 手洗い・調理器具の洗浄・除菌・出来上がったものは十分にさます。 出来上がったものの温度管理をする・加熱調理をする時中心温度計 で温度管理をする。 温度計についてはコチラ   KitchenLandではキッチンツールを使って試せる体験&料理教室 開催中です。 体験&料理教室はコチラ   皆さんのご参加待っています。